・自分のペースで引っ越したい
一人暮らしの引越しなど荷物がそれほど多くない場合、引越し業者に依頼せず、
必要なものを自分で運んで引越しを済ませてしまおうと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは引っ越しを自分で成功させる秘訣と車を使う場合の落とし穴について解説します。
セルフ引っ越しのメリット
引越し費用の節約
自分で引っ越しを行う最も大きなメリットは、費用の節約ができる点です。
しかし、自家用車やレンタカーを使って自分で運搬することで、業者に依頼する費用を削減できます。
一人暮らしの引越の場合、荷物の量が少ないため、レンタカーを利用しても比較的安い料金で引越しを完了することが可能です。
自分のペースでできる
引越しを業者に依頼する場合でも、最低限の荷造り、荷ほどきが必要です。
または見積のための立ち合いなどでまとまった時間が必要になります。
業者に依頼しない場合は、スキマ時間を利用して、少しずつ荷物を運搬したりと自分のペースでできます。
セルフ引っ越しのデメリット
時間と労力の負担
しかし、自力引っ越しにはデメリットも存在します。
それは、時間と労力の負担です。
特に家具や大型家電の運搬には相当な力と時間が必要です。
また、荷造りから荷解きまで全て自分で行うため、疲労がたまりやすいです。
引越しのスケジュールも計画的に立てる必要があります。
自力で行う場合、
・荷物の搬入・搬出の時間
をきちんと確保しておかないと、賃貸の場合は退去日まで間に合わない可能性があります。
トラブルを避けるためにも、事前にしっかりと準備をしておきましょう。
怪我や事故の危険
自分で引っ越す場合は大型家具の運搬中にケガをしたり、また荷物を載せての運転で事故にあうリスクもあります。
怪我や事故を避けるためには、とにかく無理をしないにつきます。
重い荷物を運ぶ際には、一人で運ばず家族や友人に協力を依頼しましょう。
セルフ引っ越しに使える車の選び方
自家用車を使う
自力引っ越しを計画している場合、自分の車を使うことで、引っ越し費用を節約できます。
引越し先までの距離が近い場合や、引越しまで日数がある場合は、数回に分けて自家用車で運ぶのもアリだと思います。
複数回の運搬が必要な場合は、効率的なルートを計画して無駄な時間を減らすようにします。
私の場合は休日(土日)の午前中で道が混んでいない時間帯に運ぶようにしていました。
レンタカーを利用する場合
自力引っ越しの際に、レンタカーを利用することも一つの選択肢です。
レンタカーを利用するメリット
レンタカーを利用するメリットとして、まず希望するサイズやタイプの車を選べることが挙げられます。
必要に応じてバンやトラックを借りることで、一度に大量の荷物を運搬することができ、引っ越し作業の時間を大幅に短縮できます。
レンタカーを利用するデメリット
レンタカーのデメリットとしては、借りる際の費用や運転に慣れていない大きな車両の運転が必要になる点が挙げられます。
特に、普段からあまり運転しない人や、大きな車を運転することに不安を感じる人にとっては、運転がストレスになる可能性があります。
また、レンタカーには返却時間が設定されているため、その時間に間に合うようスケジュールを管理しなければならない点も注意が必要です。
メモ
効率的な荷造りのコツ
まずは不用品を捨てる
効率的な荷造りを行うためには、まずは断捨離です。
これはセルフ引っ越しを成功させるうえで最も重要です。
不要なものは整理して処分することで、荷物の量を減らすことができます。
これにより、車に積み込む際の効率も向上し、結果として引っ越し費用の節約にもつながります。
荷造りに必要な道具
効率的な荷造りのためには、適切な道具を揃えることも重要です。
まず、段ボール箱はサイズ別に複数用意しましょう。
・軽いもの:大きな箱
に詰めることで、持ち運びや積み込みが楽になります。
そして、テープやマーカーも必需品です。
テープはしっかりと封をするために、マーカーで箱の中身を書き込むと確認しやすいですね。
さらに、割れ物を包むための緩衝材や、衣類を吊るしたまま運べる衣装ケースも便利です。
これらの道具を事前に準備しておくことで、スムーズな荷造りが可能となります。
車を使った荷物運搬方法のポイント
荷物の積み込みと配置の工夫
自力で引っ越しをする際には、車を使った効率的な荷物運搬方法が重要です。
まず、荷物の積み込み方に工夫が必要です。
こうすることで、車のバランスが取りやすくなり、安全に運転できます。また、割れ物や傷つきやすい物はクッション材や毛布を使用して保護しましょう。
さらに、積み込みの順序も重要です。
頻繁に使用する日用品やすぐに取り出したい物は、手前に置くようにすると便利です。
走行中の荷物の固定方法
車で荷物を運ぶ際、走行中の安定を確保するために荷物の固定は必須です。
まず、ラチェットベルトやロープを使用して荷物をしっかり固定しましょう。
特に、大きな家具や家電製品などの重い荷物は、しっかりと固定しないと、急ブレーキやカーブで動いてしまう可能性があります。
柔らかいクッション材や毛布などを使って荷物同士の間に挟むと、荷物が動くのを防ぐと同時に、衝撃から荷物を守ることができます。
最後に、積み込みが完了したら、一度走行して荷物が確実に固定されているか確認するようにしましょう。
荷物を詰め込みすぎない
時々、リアガラスをふさぐぐらい荷物を積んでいる車を見かけますが、とても危険なのでやめましょう。
後方確認がしずらいだけでなく、車が重くてブレーキが利きにくくなる可能性もあります。
また、トラックなどの貨物車をレンタルする場合は過積載に注意が必要です。
違反した場合は罰金や罰則があります。
超過した積載量 | 違反点数 | 罰金・罰則 |
---|---|---|
50% | 2点 | 3万円の罰金 |
50%~100% | 3点 | 4万円以下の罰金 |
100%以上 | 6点(30日の免許停止) | 6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金 |
引っ越し当日の注意点
駐車場所の確保と事前の挨拶
自力で引っ越しをする際、特に車を使用する場合には駐車場所の確保が重要です。
引越し当日は、大量の荷物を出し入れするため、家の近くに車を停められるスペースを事前に確認しておく必要があります。
また、近隣の住民や管理人に一言挨拶をしておくと、当日のトラブル回避につながります。
トラブルを避けるための対策
引っ越し当日は予期せぬトラブルが発生しやすいため、事前にいくつかの対策を講じておくことが大切です。
例えば、天候の変化に備えて防水シートを用意しておくと安心です。
また、プレシャーのかかる日でも、物事がスムーズにいくようにスケジュールを細かく分けて管理することが効果的です。
レンタカーを利用する場合には、事前に車両の確認をし、必要な許可証や保険も確認しておきましょう。
トラブルを最小限に抑えるためには、予想外の事態にも冷静に対処できるように準備しておくことが肝心です。
メモ
大きな荷物の運搬方法
冷蔵庫や洗濯機などの運搬方法
冷蔵庫や洗濯機の運搬は、大きく重いため慎重に行う必要があります。
まず、冷蔵庫の場合、運搬前に冷蔵庫の中の物を全て取り出し、電源を切って霜取りを完了させておきましょう。
⇒ドアが開かないようにしっかりと固定し、壁や床に傷がつかないように注意しながら移動させます。
洗濯機を搬出する場合
⇒水抜きをしっかりと行い、ホースや電源ケーブルをしっかりとまとめて固定しておきましょう。
これにより、運搬中にホースやケーブルが絡むことを防げます。
台車の利用
大きな荷物を運搬する際に、台車を積極的に利用すると作業が格段に楽になります。
台車を使用することで、重い荷物を簡単に移動させることができ、腰への負担を大幅に軽減できます。
特に冷蔵庫や洗濯機のような大きな家電の運搬には、専用の家電用台車を使うと安全かつスムーズに作業を進めることができます。
台車を利用する際は、荷物がしっかりと固定されているか確認しながら慎重に運搬しましょう。これにより、荷物の移動中に転倒や落下するリスクを防ぐことができます。
引越し業者に依頼した方が安い場合も
特に、荷物の量が多い場合や引越しにかけられる時間があまりない場合は、業者に依頼した方が安くなる場合もあります。
その理由としては、以下があげられます。
・1日で終わらない場合はレンタカー料金が割高
・荷物で部屋を傷つけて余計な退去費用がかかる
・荷物を破損してしまう
・怪我をしてしまい通院代がかかる
・レンタカーを傷つけて修理費用を請求される
これまで、引越しの経験がない場合は業者に依頼する方が無難です。
自分で引越しを考えている場合でも見積はとっておきましょう。
まとめ
今回は引っ越しを自分で成功させる秘訣と車を使う場合の落とし穴について紹介しました。
・余裕を持ったスケジュールを組む
・レンタカーは高さに気を付ける
・絶対に無理をしない
セルフ引っ越しを成功させる一番の秘訣は、荷物を極限まで減らすことです。
不用品や車に乗らない大きな家具は処分し、大型家電は買い替えた方が安くなる場合もあります。
荷物の量によっては引越し業者に依頼した方が安く済む場合もあるので見積をとって比較しましょう。
■関連記事
⇒【保存版】都内での単身引っ越しを格安でする方法8選
⇒引っ越しで冷蔵庫を自分で運ぶ場合のメリットとリスク
⇒引っ越しで仏壇を自分で運ぶメリットと3大注意
⇒引越し見積サイトがヤバイ?失敗しないための4つの注意点