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単身赴任の生活費の相場はいくら?5万円で生活できる?


単身赴任は家族で生活拠点が分かれるため二重生活費がかかります。

そのため、金銭面が不安という方も多いのではないでしょうか?

単身赴任手当の相場が47,600円のため、月5万円で生活を考えている人も多いようです。

今回は単身赴任の生活費の相場や節約方法を紹介します。

単身赴任の生活費の相場

2023年に実施された総務省の家計調査によると、単身赴任の生活費の平均額は家賃を除いて143,821円です。

これらの生活費の一部を会社が費用負担してくれれば5万円で生活も可能ですが、やはり節約が必要です。

項目 費用
食料 42,049円
光熱・水道 13,045円
家具・家事用品 5,760円
光熱・水道 13,045円
被服及び履物 4,447円
保健医療 7,367円
交通・通信 21,654円
教育 2円
教育娯楽 18,794円
その他の支出 30,704円
合計 143,821円

出典:総務省|家計調査2023年

単身赴任にかかる初期費用

引っ越し費用

まず、単身赴任先に引っ越しする際の費用が必要です。

業者に依頼する際の荷物の運搬・搬出・搬入費用などがあります。

引っ越し費用は運ぶ荷物の量や移動距離によって異なるため、複数の業者に見積りを依頼する必要があります。

会社によっては引っ越し費用を負担してくれる場合もあります。

賃貸物件の初期費用

賃貸物件の初期費用も必要です。主には、敷金・礼金・仲介手数料などが含まれます。

以下の表は、賃貸の初期費用をまとめたものです。

初期費用 内容
敷金 部屋を退去する際の原状回復にあてられる費用。原状回復にかかった費用が差し引かれて戻ってくる。家賃1カ月分が目安。
礼金 部屋を管理する大家さんに対して支払う費用。退去時に返還されないのが特徴。家賃1カ月分が目安。
前家賃 入居する月の家賃を前払いで支払う際の費用。家賃の1カ月分が目安であり、月途中からの入居の場合は日割計算。
仲介手数料 物件の案内や手続きをおこなった不動産会社に支払う費用。家賃の0.5〜1カ月分程度が目安。
火災保険料 火災や水漏れなどのトラブルに備えて加入する損害保険費用。損害保険会社に保険料の支払いが生じる。

会社によっては初期費用を負担してくれる可能性があります。

引っ越し費用と同様、就業規則転勤取扱規程などを確認しておきましょう。

単身赴任でもらえるお金の相場

ここでは、単身赴任でもらえる手当の相場を紹介します。

単身赴任手当

単身赴任手当は、従業員が二重生活になることを配慮し、会社から支給されるものです。


(出典:厚生労働省「令和2年就労条件総合調査の概況」)

国が発表しているに統計調査では、単身赴任手当の相場は4万7,600円でした。

転勤支援金(単身赴任準備金)

引っ越し費用や新居の家具家電代など、主に単身赴任時の引越しに向けた支援金です。

移動距離や勤務地、会社の状況による違いもありますが、10万円前後が相場となります。

支給の有無や金額も、会社によって違うので事前に確認しておいた方がいいでしょう。

住宅手当

借り上げ社宅として安くで入居できたり、住宅手当として給与に上乗せされたりなど。

補助の形態は会社によってさまざまです。

住宅手当の相場としては、家賃の5割程度としている会社が多いです。

帰省旅費手当

単身赴任では、家族のいる自宅に帰る際に、その交通費を会社が出してくれる場合があります。

支給方法は会社によって異なります。

帰省旅費手当の支給例

・決まった頻度で一定額支給
・実費で請求してから手当として支給

利用できる回数制限など、条件が設けられているケースもあります。

会社ごとに制度の内容は変わってくるので、一度確認してみるとよいでしょう。

単身赴任の費用を抑えるコツ

家賃を抑える

社宅や寮ではなく、自分で物件を探す場合には、やはり生活費の大半を占める家賃の安い部屋を探すのが一番です。

家賃相場は地域による差も大きいですが、物件自体の条件次第でも賃料は変わってきます。

駅から近い築浅の物件は家賃が高い傾向にあるので、

・1駅離れた物件と比較してみる
・初期費用の安い物件を探す。

条件を緩めることで家賃の安い物件がないか調べてみましょう。

 

電気代やガス代を節約する

電気やガスの節約を心がけるだけでなく、電力会社・ガス会社の切り替えも検討しましょう。

いずれも、簡単な手続きで事業者を乗り換えられます。

また電気とガスをセットで契約することで、電気料金・ガス料金の両方が割引になる場合もあります。

家具家電代を節約する

単身赴任の場合、家電や家具を買い揃える方も多いと思いますが、レオパレスのような家具・家電つきの物件を借りれば、単身赴任の初期費用を節約できます。

また前任者が単身赴任先で使っていた家具を譲ってもらうのも1つの方法です。

すべて新品を購入するのは大きな出費になるので、できる限り節約してみましょう。

体験談

赴任先から戻る際に、家具を同僚に譲ったことがあります。私は引っ越し費用を抑えることができ、同僚は家具を購入せずに済んだのでお互いに節約することができました。

外食を減らす

単身赴任をしている方の食費の中で、外食の割合が多くなりがちです。

しかし、すべて自炊するのは時間もとられてしまいますし、材料代光熱費で逆に高くなる場合もあります。

おススメの節約方法は、

米は炊いておかずはスーパーのそうざいor弁当

にするとムリなく節約できます。

できる範囲で外食の回数を減らして毎月の食費を節約しましょう。

通信費を見直す

通信費も光熱費と合わせて見直したい項目の1つです。

スマホやインターネット回線の契約プランに対して毎月一定の金額を支払っているため、見直すことでかなり節約できます。

たとえば、契約しているプランを見直して月々のデータ容量に適したプランに変更したり、スマホを大手キャリアから格安スマホに切り替えることで通信費を安くすることができます。

帰省回数や時期を調整する

赴任先が遠方の場合には帰省の交通費も高くなります。

会社からの手当が出る場合でも、金額には上限があります。

特に飛行機のチケットが高い時期をずらすと、かなり節約することができます。

まとめ

今回は、単身赴任の生活費の相場や節約方法を紹介しました。

単身赴任では、日常的な生活費や引越しの初期費用など、さまざまな費用がかかることを考えると月5万円で生活するのはかなり節約が必要です。

とはいえ会社から補助がでる場合も多いので、確認しておきましょう。

また今回ご紹介した節約のコツもぜひ参考にしてください。

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みや@引越アドバイザー

【引越し経験:6回】 元不動産営業職。元転勤族。引越しアルバイト経験あり。 これまで、引っ越し費用や手続きに苦労した経験や、家族・友人の引越しを手伝った経験から、失敗しない引っ越し費用の節約方法や引っ越しに役立つ情報を紹介しています。

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