引越し費用を抑えるために、
のを検討している人も多いと思います。
私もこれまで、冷蔵庫を自分で運んだこともあれば、引っ越し業者に依頼したこともありますが、家電の中でも冷蔵庫は特に運ぶ際に注意が必要です。
今回は引っ越しで冷蔵庫を自分で運ぶ場合のリスクとメリットを紹介します!
自分で運ぶメリットとリスク
⇒引越し費用を抑えられることや、自分のペースで作業が進められる点が挙げられます。
■リスク
⇒冷蔵庫を横に置いて運ぶことによる故障のリスクや、大きくて重い冷蔵庫を動かす際の怪我のリスクが考えられます。
⇒冷蔵庫の載せての車の運転は注意が必要
特に移動後、冷蔵庫をしばらく安定させてからでないと電源を入れられない点にも注意が必要です。
このようなリスクを軽減するためには、事前準備が必要です。
事前準備
冷蔵庫の中を空に
引っ越し前には冷蔵庫内部を空にする必要があります。
長期保存が難しい食品や賞味期限が近いものは、引越し前にできるだけ消費するか処分しましょう。
冷蔵庫の中を空にしたら、次に冷蔵庫内の掃除を行います。
掃除用の布や洗剤を使用して、棚や引き出しをしっかりと拭き取り、衛生的な状態にしておいた方がいいです。
霜取りと水抜き
冷蔵庫の霜取りと水抜きは、運搬前日に行うべき重要な作業です。
霜取りは冷蔵庫の電源を切り、ドアを開けて自然に溶かす方法が一般的です。
溶けた水が冷蔵庫内に留まらないようにタオルや受け皿を用意しておきましょう。
水抜きは、冷蔵庫の自動製氷機や給水タンクがある場合に必須です。
取扱説明書を参考にして、水を完全に抜いておきます。この作業を怠ると、運搬中に水漏れや凍結する恐れがありますので、しっかりと確認しましょう。
運搬経路の確認
冷蔵庫を安全に運ぶためには、運搬経路の確認が不可欠です。
自宅の玄関、廊下、階段やエレベーターのサイズを事前に測り、冷蔵庫が通ることができるかを確認しましょう。
狭い通路や急な階段がある場合は、特別な運搬方法を考える必要があります。
冷蔵庫を横に置くと故障の原因になるため、必ず縦に持って運ぶように注意しましょう。
また、運搬中に障害物がないか、転落防止の対策も併せて考えておきましょう。
必要な道具とその準備
冷蔵庫を安全に運搬するためには、適切な道具の準備が不可欠です。
・車(軽貨物または軽トラック等)
・固定用の紐またはベルト
・衝撃を避けるための布(毛布など)
必要な道具を事前に揃え、冷蔵庫の運搬がスムーズに行えるように計画を立てておきましょう。
冷蔵庫運搬の手順
冷蔵庫の電源を切る
冷蔵庫を運搬する前に、まず電源を切りましょう。
引越しの前日に行うことがおすすめです。これにより冷蔵庫内部が常温になり、霜や水を取り除きやすくなります。
扉や内部の固定
次に、冷蔵庫の扉や内部の固定を行います。運搬中に扉が開かないよう、養生テープや専用の固定具を使用して扉をしっかり閉じてください。
また、内部の棚や引き出しも取り外すか、動かないように固定しましょう。
冷蔵庫の保護
冷蔵庫運搬時には本体をしっかり保護することが重要です。
毛布や布団などで冷蔵庫を包み込み、外部からの衝撃を和らげます。
特に角や縁には厚めの緩衝材を巻くと、傷がつきにくくなります。
安全に運搬する方法
冷蔵庫を運ぶ際には、必ず縦に保ったまま移動させることが大切です。
横に倒すと、内部にある冷却機構にダメージを与える可能性があります。
複数人で慎重に持ち上げ、運搬経路を確保した上で移動させましょう。
また、冷蔵庫の移動は台車を使用すると便利です。
メモ
冷蔵庫を設置する際の注意点
設置に適した場所を選ぶ
冷蔵庫は設置する場所によって安全性や稼働効率が変わります。
設置予定場所が丈夫で水平な床面であることを必ず確認しましょう。
床の強度が低かったり傾いていたりすると冷蔵庫自体や家などの破損につながる恐れがあります。
また冷蔵庫は、庫内を冷やすために、庫外に放熱する必要があります。
そのため、周りのスペースも必要です。冷蔵庫がぎりぎり収まる場所ではなく、側面や上面に少し隙間を空けるように設置しましょう。
放熱スペースについて冷蔵庫のタイプでことなりますので、以下のページを参考にしてください。
運搬後すぐに電源を入れない
機種にもよりますが、冷蔵庫を設置したら電源を入れる前にしばらく時間を空ける必要があります。
運搬中に振動で冷却オイルが移動していることがあり、そのまま電源を入れることによる冷却機関の破損を防ぐためです。
一般的には設置後1時間以上ですが、機種によって違いますので、メーカーの公式ホームページを確認しましょう。
電源を入れた直後は冷却までの時間に注意
冷蔵庫の電源を入れてから冷蔵庫が冷えるまで4時間程度かかります。(夏場は半日~24時間)
野菜室などはそのまま食材を入れて問題ありませんが、冷凍食品などは控えた方がいいです。
冷蔵庫を運搬するときはこの庫内冷却時間まで考慮して、余裕を持った食材の保冷体制を整えておきましょう
注意点とトラブル回避
運搬時の注意点
冷蔵庫を運搬する際には、いくつかの重要な点に注意を払う必要があります。
冷蔵庫は縦に持ち運ぶ
冷蔵庫を横にすると、冷媒の流れが正常でなくなり、故障の原因となる可能性があります。
また、冷蔵庫を運搬する前日に必ず「水抜き」と「霜取り」を行ってください。
そうすることで、冷蔵庫内部の霜や氷が取り除かれ、水がこぼれる心配が減ります。
冷蔵庫の扉や内部の棚を固定する
運搬中に扉が開いたり、棚が動いたりすると、破損のリスクが高まります。テープやロープを使ってしっかりと固定しましょう。
また、運搬経路に障害物がないかを事前に確認し、安全に移動できるよう準備してください。
やむをえず冷蔵庫を横にする場合
冷蔵庫は、モーターに冷却用の液体が入っており、横にするとその液体が配管に流れ込んでしまい、故障の原因となってしまいます。
そのため、
しかし、どうしても斜めにしないと運搬できない場所もあります。どうしても横にしなければいけないときは側面を下にして運びましょう。
注意点
よくあるトラブルとその対策
冷蔵庫の運搬時には、いくつかのよくあるトラブルがあります。例えば、冷蔵庫が移動中に倒れてしまうことがあります。
これを防ぐためには、適切な補助具(例えば、台車など)を使用し、必ず二人以上で運ぶようにしましょう。
運搬途中で冷蔵庫の角が壁や家具にぶつかって傷がつくこともあります。
この対策としては、冷蔵庫を毛布やクッション材で包んで保護することが有効です。
設置場所の水平を確認し、床が平らでない場合は、調整用の足を使って冷蔵庫を水平に保つようにしてください。これにより、冷蔵庫の動作が正常になり、トラブルを避けることができます。
引っ越し業者に依頼する
冷蔵庫の運搬は自分で行うことも可能ですが、大型で重量がある冷蔵庫は、専門の引越し業者に依頼するのも一つの選択肢です。
もし冷蔵庫のみの引越しを依頼する場合は見積の内容をしっかり確認しましょう。
業者に依頼することで、安全かつ効率的に冷蔵庫を運ぶことができ、トラブル回避にもつながります。
引越し業者は運搬中の事故や故障への対応も整っているため、安心して任せることができるでしょう。
重い冷蔵庫や、エレベーターがないなど運搬が難しい場合は引っ越し業者へ依頼を検討してください。
自分で運搬できる冷蔵庫の目安
どれぐいらの大きさの冷蔵庫までなら自分で運搬できるのでしょうか?
もし、あなた引越しや運送業などの経験がないなら、
138Lであれば高さが約120センチ、重さ30キロ弱なので、軽貨物車で立てて運ぶことができます。
これ以上の大きさであれば、引越し業者に依頼することをおススメします。
冷蔵庫のみの引越し料金は引っ越し業者や時期によって変わります。
他の荷物もまとめた方がお得な場合もあるので比較するのが一番です。
見積を比較するなら引越し侍がおススメです。
まとめ
今回は引っ越しで冷蔵庫を自分で運ぶ場合のメリットとリスクについて紹介しました。
自分で冷蔵庫を運ぶ際には、重要なポイントは以下の4点でした。
・冷蔵庫内部の整理と掃除を行う
・冷蔵庫を横に置かないようにし、縦に持って運ぶ
・運搬後は、すぐに電源を入れず、しばらく時間を置いてから電源を入れる
安全に運搬するのが難しい場合は、迷わず業者に依頼した方がいいでしょう。
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