引越し業者の中には、悪質なぼったくりが業者が存在します。
どの業界でもぼったくり業者は存在しますが、残念ながら引越し業界にはぼったくり業者が多いと言われています。
これから引越しを予定されている方はこの記事を必ず最後までお読みになってください。
ぼったくり業者の特徴と注意点
引越しの際に注意が必要なぼったくり業者は、正当な金額を大きく超える請求をする悪質な業者を指します。
その特徴として、見積もり段階では安価に感じさせる価格を提示し、契約後に追加料金を重ねる手法が挙げられます。
・エレベーターがあるにもかかわらず階段作業料を請求する。
・梱包や解体作業費を理由に不合理な費用を加算してくる。
また、高齢者や相場を知らない単身者などをターゲットにする場合が多く、特に繁忙期の3月下旬から4月上旬にかけて被害が拡大します。
こちらは国民生活センターに寄せられた「引越しサービス」に関する相談件数です。
相談件数には料金以外のトラブルも含まれていますが、引越しに関するトラブルは増加傾向にあります。
一般的な引越し料金相場を確認する
引越し料金の相場を理解することは、ぼったくり業者を避けることができます。
引越し料金の相場を知らないと相場の3倍以上の額を提示されるケースもあります。
そのためには、複数の引越し業者から見積もりを取ることです。
複数の業者の見積を比較することで適正な料金かどうかを簡単に判断することができます。
よくある料金トラブル事例と原因
引越しぼったくりに関する料金トラブルは様々です。
よくある事例
Webサイトで事前に提示された見積もり価格が低く設定され、実際の作業終了後に追加費用として高額な請求が発生。
例)「大型家具の運搬料金」や「梱包費用」として事前説明のない料金が上乗せされることが多い。
作業内容が聞いていたものと大きく異なる場合や、見積もり時にあいまいな説明しかされなかった場合に問題が起きやすい傾向があります。
繁忙期に潜む価格急騰の裏側
引越し業界では、繁忙期に料金が急騰する現象も一般的ですが、ぼったくり業者はこれを利用して過剰な価格設定を行うことがあります。
特に、3月20日以降の繁忙期には
「引越しシーズンで人件費が高騰している」
などと説明され、本来の相場の2倍以上の料金を請求されることがあります。
需要が高まる時期を悪用して、消費者が選択肢を持てない状況に追い込むことが、ぼったくり業者の手口となっています。
引越し予約早めに
引越しぼったくり業者を避ける方法
複数業者から見積もりを取得する
引越し業者を選ぶ際に、複数の業者から見積もりを取得することは非常に重要です。
また、見積もりを比較することで、各業者が提供するサービス内容や追加料金の有無も把握できます。
複数見積もりを取得すれば、こうしたリスクを回避しやすくなるでしょう。
信頼できる業者を選ぶポイント
信頼できる引越し業者を選ぶためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
✔中小業者の中には不透明な料金設定を行うことがあるため、注意が必要。
✔見積もりの内容が詳細で透明性があり、質問に丁寧に答えてくれるか。
また、強引に即決を迫る業者や、「キャンセルすると高額なキャンセル料がかかる」といった脅しをする業者は避けるべきです。
誠実でわかりやすい対応をしてくれる業者を選ぶことで、引っ越しぼったくりのリスクを低減できます。
口コミと評判を活用した事前調査
口コミや評判の情報を活用することも、引っ越しぼったくりの被害を回避するための有効な手段です。
インターネット上には、引越し業者の口コミや体験談が多く投稿されています。
口コミを確認することで、過去にぼったくり行為を行った業者や、トラブル経験が多い業者を事前に知ることが可能です。
ただし、口コミには業者側が意図的に投稿したものや、過剰に悪評を広めるものも含まれている場合があります。
引越し業者の口コミを参考にするならSUUMO引越し見積もりの「口コミ」が参考になります。
初回見積もりから実際の引越し料金まで見れるので、非常に参考になります。
トラブル発生時の対応策
国民生活センターへ相談する
引っ越しぼったくり業者に遭遇してしまった場合、まずは冷静に対処することが重要です。
契約内容や請求された追加料金に不安がある場合、国民生活センター(188)に相談しましょう。
これらの機関では、消費者からの相談を受け付け、適切なアドバイスを行います。
具体的には、実際の金銭トラブルや過剰な請求金額をどう解決するべきか、必要な手続きなどを教えてくれます。
相談の際には、トラブル内容をできるだけ詳細に伝えられるよう、事前に状況を整理しておくとスムーズに対応できます。
契約書や証拠の重要性と対処方法
契約書や見積書などは、万が一トラブルが発生した際の重要な証拠となります。
また、請求内容が正当でないと感じた場合は、実際に行われた作業内容や追加費用の根拠を具体的に確認してください。
不明確な部分がある場合、その場で決定せず、詳細を確認する時間を設けることが望ましいです。
さらに、写真や領収書などの証拠を集めておくことで、相談する際にも役立ちます。
法的措置は最後の手段
場合によっては、法的措置を検討する必要がでてくるかもしれません。
例えば、不当に高額な料金を請求されたり、契約内容に明らかに反する対応が行われたりした場合には、専門家の力を借りることを躊躇してはいけません。
弁護士に相談することで、業者側と直接交渉する方法や裁判手続きの可能性についてアドバイスを受けられます。
ただし、法的手段に進む前に、まずはトラブル解決のための話し合いや消費者センターでの調停を試みるのが効果的です。
そのうえで状況が改善しない場合に、法的措置を選択するという流れが一般的です。
ぼったくりと感じる原因
ここまでぼったくり業者について解説してきましたが、ほとんどの場合は引越し業者のぼったくりではなく、見積が不透明であることが原因です。
具体的には、見積もりには含まれていなかったサービスや資材の追加料金が後から請求されるなど
このような「ぼったくり」を避けるためには、見積もり時に詳細な内訳を確認し、追加料金が発生する可能性について事前に説明を求めましょう。
まとめ
今回は悪質なぼったくり引越し業者について紹介しました。
基本的に、見積サイトなどで、複数の業者を比較すればぼったくり業者に遭遇する確率はほぼないでしょう。
ただし、万が一トラブルになってしまった場合は国民生活センターなどの窓口に相談しましょう。
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